危険な愛に侵されて。




「パンツ見えそうだな」
「……っ、触るな変態!」


今にもドレスの裾を捲りそうな勢いのため、慌てて手首を掴んだ。



「少しぐらい触らせてくれてもいいだろ」
「絶対に嫌!」

「最近はやってねぇのに?」

「うるさい…!やってなくても、ベタベタくっついてくるでしょ!?」


そう。

雪夜はここ最近ずっと抱きついてくるばかりで、大胆に触れてくることはなかったのだ。


だから今が久しぶりのため、反射的に変な声が出てしまった私。


「……最近は甘えたい気分」
「自分勝手な人」


きつく雪夜をにらんでやるけれど、彼は怯まないどころか私をまっすぐ見つめてきて。


「……な、何」
「お前本当に化粧で変わるのな」

「だから?これぐらいしないと大人に見られないじゃない」

「まあな、元はかわいい顔してるし」


不覚にもドキッとしてしまった。

さらっと私をかわいいと言ってくるものだから、本当にずるい。