危険な愛に侵されて。




そして私の隣に座ったと思えば、頬杖をついてじっと見つめてきた。

雪夜の表情はムッとしている。


「……何」
「別に」


相変わらず不機嫌そうな雪夜を見て、しばらくはほっといておこうと思った。

その時にふと未央ちゃんのほうを向けば自然と目が合って。


どちらからともなく笑った。
苦笑に近い笑みで。



「……あ、そういえば涼雅。
今度のパーティーの話、してくれた?」


そんな様子を見ていた神田が、まるで自然と空気を変えるように口を開いた。


「まだしてねぇ」
「ダメだよ、早く言わないと」


今の話を聞く限り、パーティーに関連した話を私にしたいようで。

だいたいどんなことかは想像がついた。



「御園」
「……何」

「今度の金曜にパーティーあるから、強制参加な」
「強制って…何無理矢理なこと言ってんの」

聞いて呆れる。
なんでも言うことをきくと思わないでほしい。


まあもし『参加してほしい』と誘われたとしても、迷わず行くけれど。


だってパーティーだ、女だっているはず。

この間のように、彼を囲う女たちが多くいることだろう。


それはなんだかモヤモヤするから私が彼のそばにいればいいのだ。