危険な愛に侵されて。




「……っ、あ…」


言葉にして雪夜を求めそうになった自分が恥ずかしく、枕に顔を埋める。

なに、今の。
私はなにを求めようとしたんだ。


ぎゅーっと枕に顔を押し付けている中、雪夜の動きも止まってしまう。


「……御園」
「ね、寝る!触るな変態!」

「顔、あげてみ?」
「……っ」


意地悪な人。

顔を上げるなと言ったくせに、今度は上げろって。


絶対私の照れ顔が見たいだけじゃないか。


「やだ」
「御園。俺の知らねぇお前の顔を見たい」

優しく、甘く。
耳元で囁いて私の理性を狂わせる。

思い通りになってはいけないとわかっているのに、その優しい物言いが私を揺るがせた。


さらには頭を撫でてきて、緊張を解こうとしてくる。

まだ顔が熱い中、折れた私はゆっくりと雪夜のほうを向き───