「差別は良くない、別に女だからってどこで着替えようが関係ないでしょ」
「差別じゃねぇし関係ある」
「何がよ」
「欲情する」
「……っ!?」
本当に不意打ちでそんなことを言うの、やめてほしい。
冗談っぽく話してくれるのならまだしも、そんな低く真剣な声で。
「男といるってこと、ちゃんと理解しとけよ。
危機感持て」
けれど雪夜は私に手を出すこともなく、一度私の頭にポンと手を置いた後、『外に出とくから着替えたら呼べよ』とだけ言って部屋を出てしまう。
少し、ほんの少し。
欲情の続きがあるのかなと思ってしまった自分が恥ずかしい。
本当、今日の私はいつも以上に変だ。



