「……涼雅といい感じだって、周りがうるさいから」
「そんなことないよ!雪夜みたいな完璧な人と私って、見合わないし」
どうやら周りの声を聞いて不安になったらしい。
そんなことはないと否定する。
私と雪夜が“付き合った”という関係だとは言い難い。
「ならいいんだけど…」
「それより早くクレープ食べたい!
今日は何にしようかな。アイス付きでもいいかも」
「バーカ、太るぞ」
「太ってこその高校生だから!」
わざと馬鹿な発言をして、今の話を終わらせる。
もしかしたら雪夜と私の関係がバレるのも、すぐかもしれない。
そしてもしバレたとしたら、きっと祐樹は軽蔑するだろう。
汚いものを見るような目をされるかもしれない。
「まあ、今日は俺が誘ったし奢ってやるよ」
「え!本当!?やだ、祐樹優しい!
じゃあホイップ増量する!」
「……やっぱなしで」
「嘘だよごめんってば。ちゃんと控えます」
明るい笑みを祐樹の隣で浮かべる。
あくまで“昔の私たち”を思い浮かべながら。
まだ純粋でいることができた頃の私たちを───



