「未央が謝ることないよ、俺が悪いから」
「だって、私が……頼んじゃったの…」
先ほどから頼んだと連呼する彼女だったけれど、いったい神田に何を頼んだのだ。
その意味がわからないでいると───
「白野は何を拓哉に頼んだんだ?」
雪夜も私と同じことが気になったようで、神田に聞き出した。
「未央が言ったんだ。
“彼女”と話して仲良くなりたいって」
ちらっと、神田の視線が私に向けられる。
まだビクッと肩が跳ね、雪夜にぎゅっと体をくっつけた。
「……静音ちゃん、ごめんなさい…調子のいいことばかり、言っちゃって……」
けれど私以上に怯え、今にも泣き出してしまいそうな彼女。
どうやら私が何か言わないと泣きやまない様子。
「……そんなことないよ」
意を決して雪夜から離れ、ベッドから降り。
“表の自分”を作って笑顔を浮かべた。
「私も仲良くなりたいと思ってたの」
「……っ!」
途端に目をキラキラ輝かせ、嬉しそうな表情へと変わる彼女は良い意味で単純であり純粋な子だ。
本当に眩しい存在。



