放課後。



私は日直の仕事があって残っていた。



「おーい、ゆきー。一緒に帰ろうぜ。」


なんだ、要か。



「私日直の仕事残ってるから時間かかるよ。」



「仕方ねぇな。待っててやるよ。」



「別に先に帰ってていいけど。」



「い、いいから!最近物騒なんだから男と帰んないと危ねぇだろ。…お前一応可愛いんだし。」



後半の方は聞き取れなかったけど、まぁ一緒に帰るか。


家の方向は一緒だし。



「じゃあちょっとは手伝ってよね。」



「任せろ。100円な。」



「ふざけないでよ。ばか。」



「ふはっ冗談だよ(笑)」



「わかってるし〜。」