心拍数上昇中！！

みんなが待つ場所へと行くと佐藤さんか俺に気づき
「ほら、あやちゃんヒデ帰って来たわよ」と言った。
「あ、良かった…あの、佐藤さんから聞きました。探しに来て下さったんですよね…心配かけてすみませんでした」とぺこりと頭を下げる木崎。

「謝る必要なんてないから、それよりも僕の方こそ勘違いで会話に割って入ってごめんね」


「あ、いえ…その…べつに、気にしてないですよ…それに……ちょっと…嬉しかったですし…」と彩花は、ボソッと呟いた。

「？そっか」

そんな二人を見て佐藤は、ニヤリと笑い

「ねぇ、この対抗戦終わったら帰りに飲みに行かない？パァーとさぁ」そう提案した。

「いいですね！」


「行きましょう」

「行こうか」など皆口々に言う中…飲み会などあまり参加したことない彩花は、どんな感じなんだろうか？と不安とワクワクでいっぱいだった。

「どう？お二人さん」佐藤がそう訪ねてきた


「……良いと思います」と言いながら小さく頷いた。

「僕も、良いと思います。でも、佐藤さん…優勝しなくてもしても…結局飲み会の提案は、するつもりだったですよね？」と朝野は、佐藤を見て言うと



「あら、なんのことかしら？親睦会も兼ねてと思っただけよ？」ととぼけたのだった。