不信に思い、上を見上げたわたしの瞳に、太陽のように眩しい光が飛び込んできた。
薄目を開けてその光のもとをじっと見つめる。
「お久しぶりね。デュオ『様』…」
低く、艶のある女性の声だった。
1階から2階へと上る階段の途中から、だんだんと慣れてきた目でその声の主を探る。
その女性は、2階の月明かりが漏れる窓を背にして、階段の手すりに足を組んで腰掛けていた。
その手すりの下は吹き抜け部分で、1階まではかなりの距離があり、彼女はその高い所からわたしたちを見下ろしていた。
編みこまれた長い銀髪に青い瞳。
真っ赤なルージュを引いた唇から、鋭い牙が零れる。
その右手には棘のある薔薇の茎が巻きついた太い銀色の剣が光っていた。
……眩しかったのは、あの剣だ!!
デュオは立ち止まったまま、その女性を5メートルほどの距離から見上げ、苦々しげにつぶやいた。
「……カーラか」
………カーラって、まさか!!
100年前、デュオの命令でエマの出産を手伝ったものの、オズワルドに操られてその子をさらいユーゴに差し出した女性。
デュオは剣を体の前で構え、わたしを後ろへ追いやった。
「…まだ、オズワルドの呪縛から逃れられないのか、カーラ」
カーラは目を細め剣の峰をぺろりと舐め、ニヤリと微笑んだ。
「呪縛?そんなものじゃない。オズワルド様は、私の全てだわ!」
その瞬間、カーラは月明かりを背に飛び上がる。
高々と突き上げられた剣がデュオ目掛けて振り下ろされた。
「デュオ――――!!!」
薄目を開けてその光のもとをじっと見つめる。
「お久しぶりね。デュオ『様』…」
低く、艶のある女性の声だった。
1階から2階へと上る階段の途中から、だんだんと慣れてきた目でその声の主を探る。
その女性は、2階の月明かりが漏れる窓を背にして、階段の手すりに足を組んで腰掛けていた。
その手すりの下は吹き抜け部分で、1階まではかなりの距離があり、彼女はその高い所からわたしたちを見下ろしていた。
編みこまれた長い銀髪に青い瞳。
真っ赤なルージュを引いた唇から、鋭い牙が零れる。
その右手には棘のある薔薇の茎が巻きついた太い銀色の剣が光っていた。
……眩しかったのは、あの剣だ!!
デュオは立ち止まったまま、その女性を5メートルほどの距離から見上げ、苦々しげにつぶやいた。
「……カーラか」
………カーラって、まさか!!
100年前、デュオの命令でエマの出産を手伝ったものの、オズワルドに操られてその子をさらいユーゴに差し出した女性。
デュオは剣を体の前で構え、わたしを後ろへ追いやった。
「…まだ、オズワルドの呪縛から逃れられないのか、カーラ」
カーラは目を細め剣の峰をぺろりと舐め、ニヤリと微笑んだ。
「呪縛?そんなものじゃない。オズワルド様は、私の全てだわ!」
その瞬間、カーラは月明かりを背に飛び上がる。
高々と突き上げられた剣がデュオ目掛けて振り下ろされた。
「デュオ――――!!!」


