デュオが行ってしまったあと。
着替えて部屋の外へ出たわたしを待ち構えるようにして、ルシアが立っていた。
「……ルシア…」
ルシアは楽しげに瞳を細めて微笑んだ。
「お兄様、あなたの部屋に泊まったみたいね」
「ルシア……見てたの?」
「見なくてもわかるわ。この部屋から、お兄様のエナジーを感じるもの」
ルシアはわたしに近づくと微笑みながら顔を近づけて言った。
「でも、お兄様はあなたを抱けない」
ズキン……と胸に痛みが走った。
「今は平気そうにしてても、いずれはわからないわ。ヴァンパイアはね、体にエクスタシーが流れていないと、体力を失っていくの。特に男性で、お兄様のように高貴で血の濃いヴァンパイアは新陳代謝も早いのよ。だから常に抱く女がいないと、体がもたないの。そうなった時のお兄様が見物、ね」
「ルシア……そうなることを望んでいるの?」
ルシアは嬉しそうに微笑む。
「それはそうよ。そうなれば、お兄様は必ずわたくしのもとへ戻っていらっしゃるもの」
「……ルシア」
「かわいそうね。お兄様の素敵な腕に抱かれることができなくて…」
ルシアはクスクスと微笑みながらわたしに視線を送ると自分の部屋へと戻っていった。
デュオ………。
体力を失っていくなんて……。
そんなの嫌だよ。
自分に何もできないのが、もどかしい……!
……でも、ルシアのもとに戻ってしまうのを見るのは、つらい。
――――デュオ、苦しいよ…………!!
着替えて部屋の外へ出たわたしを待ち構えるようにして、ルシアが立っていた。
「……ルシア…」
ルシアは楽しげに瞳を細めて微笑んだ。
「お兄様、あなたの部屋に泊まったみたいね」
「ルシア……見てたの?」
「見なくてもわかるわ。この部屋から、お兄様のエナジーを感じるもの」
ルシアはわたしに近づくと微笑みながら顔を近づけて言った。
「でも、お兄様はあなたを抱けない」
ズキン……と胸に痛みが走った。
「今は平気そうにしてても、いずれはわからないわ。ヴァンパイアはね、体にエクスタシーが流れていないと、体力を失っていくの。特に男性で、お兄様のように高貴で血の濃いヴァンパイアは新陳代謝も早いのよ。だから常に抱く女がいないと、体がもたないの。そうなった時のお兄様が見物、ね」
「ルシア……そうなることを望んでいるの?」
ルシアは嬉しそうに微笑む。
「それはそうよ。そうなれば、お兄様は必ずわたくしのもとへ戻っていらっしゃるもの」
「……ルシア」
「かわいそうね。お兄様の素敵な腕に抱かれることができなくて…」
ルシアはクスクスと微笑みながらわたしに視線を送ると自分の部屋へと戻っていった。
デュオ………。
体力を失っていくなんて……。
そんなの嫌だよ。
自分に何もできないのが、もどかしい……!
……でも、ルシアのもとに戻ってしまうのを見るのは、つらい。
――――デュオ、苦しいよ…………!!


