ヴァンパイア†KISS

「お兄様がなぜあなたに興味を持っているのか、これでわかったわ」

ルシアはわたしの上で楽しげにクスクスと笑う。

そして、その美しい銀髪がわたしの顔の上に落ちてくるくらい顔を近づけると、

「あなた…人間の皮をかぶった最高のヴァンパイアだわ。今は人間の殻が邪魔をしているけれど、ね」

そう言って氷のような視線を落とすと、わたしの頬をペロリと舐めた。

「最高のヴァンパイアって……どういうこと?」

「あなたのキスから流れてくるエクスタシーの量がすごいってことよ。血もとっても高貴な味がするわ。かわいい顔して、とんでもない子ね……どう?わたくしの血も吸ってみない?」

ルシアはそう言ってその首の襟をめくってわたしに近づける。

「ル、ルシア…わたしは…!」

……怖い…!

ルシアの氷の視線がとても…!

ルシアの冷たい視線とその腕の力の強さに、わたしは思わず体を震わせていた。

ルシアはわたしの頬をその手で包むと、

「震えちゃって。そんな力を持っているくせに、何もできませんみたいな顔をするところが腹立たしいわ。お兄様はあなたの最高のエクスタシーを気に入っているだけよ。……お兄様の愛をいただいているなんて、まさか思っていないでしょう?カレン。毎晩お兄様と会っていること、わたくしが知らないと思って?」

そう言って赤い唇から雪のように白い牙をほころばせる。

「あなたが吸わないなら…わたくしが吸って差し上げるわ」

ルシアはわたしの服の胸元のボタンを引き裂くと、

思い切り口を広げてその唇をわたしの首に近づけた。

その瞬間。

彼女は後ろから肩を掴まれわたしから剥がされた。