エレベーターの中。
わたしたちのすぐ横に、10歳ほどの金髪の少年が立っていた。
彼は碧の瞳をくるくるさせると、そのかわいらしい女の子のような顔でわたしたちをじっと見上げていた。
その瞳は満月の光を直に浴びているかのように、時折、バイオレットに変色した。
デュオはわたしを下に降ろし、
「お前は…ヴァンパイアだな?」
と訝しげに問いかけた。
少年はそれを無視するかのようにわたしを振り返ると、
「カレン、そのバラつけてくれたんだね」
そう言って太陽のように微笑んだ。
「え……え!?あなたまさか……!」
先ほど控え室でバラをプレゼントしてくれた5歳ほどの男の子を思い出し、わたしは絶句した。
確かに顔の面影はさきほどの男の子にそっくりだった。
でも、身長や体のつくりは5年分くらいまるっきり変わってしまっていた。
そんなことがあり得るのかという思いでその少年を見渡した瞬間。
「……その十字架!!」
少年は首にかけている金色の十字架を手に取ると、にっこりと微笑んだ。
「そうだよ、カレン。やっと思い出してくれた?」
わたしたちのすぐ横に、10歳ほどの金髪の少年が立っていた。
彼は碧の瞳をくるくるさせると、そのかわいらしい女の子のような顔でわたしたちをじっと見上げていた。
その瞳は満月の光を直に浴びているかのように、時折、バイオレットに変色した。
デュオはわたしを下に降ろし、
「お前は…ヴァンパイアだな?」
と訝しげに問いかけた。
少年はそれを無視するかのようにわたしを振り返ると、
「カレン、そのバラつけてくれたんだね」
そう言って太陽のように微笑んだ。
「え……え!?あなたまさか……!」
先ほど控え室でバラをプレゼントしてくれた5歳ほどの男の子を思い出し、わたしは絶句した。
確かに顔の面影はさきほどの男の子にそっくりだった。
でも、身長や体のつくりは5年分くらいまるっきり変わってしまっていた。
そんなことがあり得るのかという思いでその少年を見渡した瞬間。
「……その十字架!!」
少年は首にかけている金色の十字架を手に取ると、にっこりと微笑んだ。
「そうだよ、カレン。やっと思い出してくれた?」


