その数時間ののち。
修道院のほど近くで。
エマたちはウルフガングの気に入りである人間が作った地下牢へと入っていた。
「私はここに暮らしながらエマ様をずっと見護っていたのです」
「ここに9年も…!?」
教会の程近くに広い草原があった。
今は雪の積もるその場所の北側に、踏みしめなければわからないような鉄の小さな取っ手があり、そのフタを開けると細く長い地下道が続いていた。
その一番奥に、2つの地下牢があった。
それは隣同士に並び、1つは1人か2人用の狭い地下牢、もう1つは5、6人は暮らせそうな広さの地下牢だった。
「ヴァンパイアはもともと地下に暮らす種族です。ダンスできるくらいの広さがあれば私には充分です」
カルロはそう言うと連れて来たエイダを抱きしめながら笑った。
「カルロ、僕はデュオ様の様子が気になるので、ここで。ヴァンパイアなら恋人くらい作ったらどうだ、このガキが…!」
ブルースがからかうように言うと、カルロは自慢げに笑う。
「私の恋人はエイダです。ねっ、エイダ?」
「にゃおう!」
「ぷっ、あははは…!!」
エマが思わず噴出した笑顔を見たブルースは「人間の女も悪くないな…」そう言って微笑むと地下牢をあとにした。
修道院のほど近くで。
エマたちはウルフガングの気に入りである人間が作った地下牢へと入っていた。
「私はここに暮らしながらエマ様をずっと見護っていたのです」
「ここに9年も…!?」
教会の程近くに広い草原があった。
今は雪の積もるその場所の北側に、踏みしめなければわからないような鉄の小さな取っ手があり、そのフタを開けると細く長い地下道が続いていた。
その一番奥に、2つの地下牢があった。
それは隣同士に並び、1つは1人か2人用の狭い地下牢、もう1つは5、6人は暮らせそうな広さの地下牢だった。
「ヴァンパイアはもともと地下に暮らす種族です。ダンスできるくらいの広さがあれば私には充分です」
カルロはそう言うと連れて来たエイダを抱きしめながら笑った。
「カルロ、僕はデュオ様の様子が気になるので、ここで。ヴァンパイアなら恋人くらい作ったらどうだ、このガキが…!」
ブルースがからかうように言うと、カルロは自慢げに笑う。
「私の恋人はエイダです。ねっ、エイダ?」
「にゃおう!」
「ぷっ、あははは…!!」
エマが思わず噴出した笑顔を見たブルースは「人間の女も悪くないな…」そう言って微笑むと地下牢をあとにした。


