その運命の瞬間。 彼は、確かに、笑っていた。 「カレン、待っていたよ。君の笑顔を見たかった」 初めて見たカルロの笑顔は、 純白をまとった天使のように。 「ここからは、私が話します。100年前のエマ様とウルフ様の物語をね――」 ――――美しく、澄んでいた…………。