僕はスキップをしながらあの部屋に向かう。東側にある少し小さめの部屋。愛しい人がいる部屋。

厳重にかけた鍵を外し、重い扉をゆっくりと開ける。

「おはよう!今日もよく眠れた?」

豪華な家具がたくさん置かれた部屋。天蓋付きベッドの上で、愛しい人はその小さな体を震わせている。

「どうしたの?寒い?風邪かな?」

僕は愛しい人に近付き、自分のおでこをくっつける。愛しい人はますます体を震わせ、「い、嫌…!」と呟いた。

震えている理由なんて、もう僕は知ってる。愛しい人は、ここにいるのが嫌なんだ。だって、僕が無理やり連れてきたんだもん。

「……ねえ」

僕は、愛しい人の細くて小さな体を押し倒す。その体の上に馬乗りになった。

愛しい人は、目に涙をためて抵抗しようとするけど、拘束からは逃れられない。

僕は愛しい人のブラウンの髪を手に持ち、その髪に口付ける。僕の中に快感が生まれていくけど、愛しい人は違うようだ。ますます顔を強張らせている。