大丈夫だと宥めながら歩く帰路は今までで一番早かった気がした。さっき会ったばかりなのにもう家の前で涙を拭きなと言っていた。
「ねぇ、二人とも。もう良い歳なんだし、別々の部屋に寝たら?」
「ありがとうございます。でも、晴人が人前で喋れるようになるまではこのままで大丈夫だと思います」
晩ご飯の時だった。伯母の家にまだ空き部屋がある事は知っていた。伯母が私と晴人の距離の近さを心配している事も何となく分かっていた。でも、その話をすると晴人が機嫌を悪くする事も分かっていた。
私はいつも大丈夫だと言うしかなかった。机の下で晴人の手を握りながら、伯母に笑顔を作るしかなかった。一度、その話をして晴人が家出した事があったから怖いのかもしれない。
「ねぇ、二人とも。もう良い歳なんだし、別々の部屋に寝たら?」
「ありがとうございます。でも、晴人が人前で喋れるようになるまではこのままで大丈夫だと思います」
晩ご飯の時だった。伯母の家にまだ空き部屋がある事は知っていた。伯母が私と晴人の距離の近さを心配している事も何となく分かっていた。でも、その話をすると晴人が機嫌を悪くする事も分かっていた。
私はいつも大丈夫だと言うしかなかった。机の下で晴人の手を握りながら、伯母に笑顔を作るしかなかった。一度、その話をして晴人が家出した事があったから怖いのかもしれない。



