迷惑なんて思ってないよ

「あのっ、凛太郎くん」

「大丈夫。晴人くんも一緒に来てくれるんだね」

「すみません・・・。姉離れ出来ていなくて・・・」

「良いんだよ、気にしなくて。徐々に乗り越えれれば良いさ」

類は友を呼ぶ・・・か・・・。
優しい姉ちゃんだからこそ、伊野先輩のような優しい人を見付けられたんだな。俺は見付けられんのかな。姉ちゃん以上の相手。きっと無理だろうな。そばにいれば毎日視界に入るし、離れていれば事ある事に思い出してしまう。
名前を呼んだだけで話そうとした内容を把握できるほど、伊野先輩は姉ちゃんの事をよく見ている。心配しなくても姉ちゃんを幸せにしてくれるんだろう。