それからしばらく飲んでおしゃべりして、山形先生たちとは居酒屋の前で分かれた。



翔は、私の手を握って歩き出した。

私も手をにぎりかえす。



「綾、俺とずっと手つないで歩いてくれるか?」

「はい、手つないでいたいです」

「俺の方がちびだけど・・・」

「でも、手つないで歩けますもんね」