コトン。 テーブルにマグカップが置かれた。 「とりあえず、これ飲んで」 マグカップを手に取ると、中はホットミルクだ。 一口飲むと、はちみつの甘さが広がる。 ほっとする。 宮野先生は、隣の部屋に行き、スウェットを持ってきて、私に押し付けた。 「風呂、準備するから、入って寝ろ。とりあえず、何も考えずに寝ろ」 と、廊下に出て行った。 私、どうしたらいいんだろう・・・ 頭の中で宮野先生の「好きなんだ・・・」が、繰り返される。