「そんな、大丈夫ですよ~。」

と、無理やり笑顔を作って、起き上がろうとした加藤を無意識に抱きしめてた。



「え?先生?」

「無理すんな。俺じゃダメか?」



「先生。息が・・・」

「ご、ごめん。苦しいか?大丈夫か?」

また、症状が?抱きしめていた手をパッとはなした。



「なぜか、息がしやすくなりました。なんでだろ。最近、息がしづらいし、眠れないし、体調も悪かったのに、なんか、急に、すっきりしました。ありがとうございます」



笑顔を見せた加藤がかわいすぎて、また、抱きしめていた。



「俺じゃダメか?山形のような王子様にはなれないけど、俺、加藤がお前が好きなんだ」