「ん~」 目が覚めると、昨夜一緒に帰ってきたはずの加藤がいなくなってた。 好きだったのであろう山形の結婚話を聞いて、泣いて飲んで泣いて飲んで つぶれた加藤を、しょうがないから連れて帰って来た。 しょうがないのか、チャンスだと思ったのかは、はっきりしない。 でも、一人にしておけないとは思った。 今日は、加藤も俺も休み。 起きたら、話をしようと思っていたのに。