こんな恋の話【短編集】



脱力感と共に、ぎゅっと拳を握り締めていた手が緩んでいく。


ぎゅっと握り締めていた用紙が手のひらから零れ落ちた。


びりびりと半分に破けた投票用紙。


その中央“ミス記入欄”そう示されたその下に…






“山瀬 ちさと”






あたしの名前が悲しく佇んでいた。