恋愛小説や少女マンガでは、『幼なじみ』って定番だと思う。
だからこそ。
幼なじみはくっつくとか。
付き合ってなくても、実は両想いとか。
そう思われがちだし、実際そう見えてしまう。
だって、ほら…
「いっちゃん。昨日、いっちゃん家に財布忘れちゃったんだけど…」
「あぁ、うん。持ってきた。ちょっと待ってて。」
「ごめんね、わざわざ。おばさんと話し込んでたらすっかり忘れてて…」
「別に平気。カホの忘れぐせには慣れた。」
「うぅ…。何かひどい。」
「冗談だよ。」
幼なじみの会話って
こんなにもカップルみたいに聞こえるんだから…