愛子に頼んだ手紙は、ちゃんと陽二くんの手に渡ったかな…? ベッドに横になりながら、そんなことばかり考えていた。 もうフラれてしまった今、あんなことを伝えてみたって何かが変わるわけじゃないってことくらい、あたしにだってわかってる。 でも… それでも伝えたかった。 後悔しないように。 もう、繰り返さないように。 あの時と同じ、あたしにとって後悔だけの恋になってしまわないように…。