フラれるのが怖くて。 ウザがられるのが嫌で。 どうしても言えなかった。 あたしばっかり好きで。 好きで。 大好きで。 それがわかっていたから。 言えなかった。 陽二くんがどんなに浮気をしても。 責めることも、別れることもできなかった。 でもね? 大好きだったから。 だからすごく辛かった。 苦しかった。 浮気する度同じ言葉で謝る陽二くんに、あたしの心はいつも痛くて。 それでもあたしは許すことしかできないから。 精一杯の気持ちを指先に込めて。 あたしはいつもデコピンしてた。