こんな恋の話【短編集】






キーンコーンカーンコーン


6限終了のチャイムがなり、俺は席を立った。


早く帰ろうとドアを開けようとする手を誰かに掴まれ振り返った。


すると、そこには俺を睨み付ける女子が一人いた。


柿本愛子。


すずの親友。


「何?」


素っ気なく聞いた俺を、柿本はさらにきつく睨んでくる。


「あんた、最低。」


その一言が、俺の胸を突き刺した。


すずが言ったのか?


最低って。


そうだとしたら、結構きついわ…