陽二くんの優しい笑顔が好きだった。 低い声が好きだった。 茶色の髪が。 長い指が。 温かい手が。 のろまなあたしに歩幅を合わせてくれるところも。 待ち合わせはいつも先に来て待っていてくるところも。 全部、全部。 大好きだった。 でも。 もう、終わりなんだ… そう思ったら涙が溢れだしてきた。