こんな恋の話【短編集】









そして、その日の放課後。


あたしは陽二くんに別れを告げられた。


ねぇ、陽二くん。


あたしは、あなたにとっての何だったんだろう?


長い間隣にいたけど、ある意味あなたは一番遠い人だった。


傍にあるのに触れられない。


ガラスケースの中の宝石みたいだった。


あたしには、あなたは勿体なかった。


ただ…


一つだけ後悔していることがあるの。


心残りなことがあるの。


どうしても伝えたかったこと。


どうしても伝えられなかったこと。


それは…