「とにかく
丁重にお断りなので」


私は言い残し、回れ右。
もうそろそろ授業も
始まるしなぁ。

そう思ったときだった。

ガシッ
肩を掴まれ、身動きが取れない。

私は後ろを振り返る。

金髪モヒカン男の手が
私の肩をがっちり掴んでいる。


「テメェ…ちょっと可愛いからって
先輩ナメんじゃねぇぞ?」


ナメてないし
先輩なら先輩らしく
潔く諦めてよ。

日本語通じないし、
どうしよう。

困ったなぁ。