「ねぇ、いいじゃん? 俺と付き合ってよ」 「嫌ですってば」 何回言ったらわかるの? 日本語通じないのかな。 私は、目の前の金髪モヒカン男を 睨みつけた。 「えー、それってさぁ、他に 好きな男でもいるの?」 「いませんけど」 それが何か? 好きな男がいなかったら 告白断っちゃいけない? そんなバカな。 人間誰しも平等に 拒否権が与えられてるっつーの。