私の場合 周りに言うと むやみに敵増やすだけだもん。 女子を敵に回すの 怖いし言いづらいんだよ。 とは言えないな。 「あ、後でちゃんと 言うよ…」 私が小声で言うと 伊織くんは目を細め 私の肩を抱き寄せる。 え?急に何? 困惑していると 伊織くんは深呼吸し 「コイツ今日から 俺の女だから」 その大き目の声に 女子からは悲鳴が上がり 男子からは歓声が上がった。 「だから絶対 他の男は手出すなよ」