総長様に溺愛されてます。

まわりが暗くてその人の顔は見えないのに、さっきまで私を囲んでいた不良さんちは震えだした。


「やべ……蘭鬼の総長じゃん……」
「はやく行こう」
「お、おう」


突然焦りだした不良さんたちは走ってどこかに行ってしまった。


え、え、ちょっと待って。
私、まだ道を聞いてないよ!
不良さーん!カムバーック!


なんて心の中で叫んでも不良さんたちが戻ってきてくれるわけもなく。