途中、幅が狭い箇所があったり、天井が低くザックが頭をぶつけるアクシデントはあったが、幸い、祈りの洞窟内は特に入り組んだ構造にはなっておらず、魔物も手を出さなければ襲ってこないタイプばかりで順調に最深部へと到達できた。
「ここだけやけに広いのね」
籠を端に置いて、ゆっくりと歩きながら周りを見渡す。
ここに至るまでの道も狭くはなかったが、最深部は殊更広い。
天井も高く、何より松明が必要ないほど明るかった。
その理由は、崩れた天井から陽が差し込んでいるからだ。
見上げると青い空が見える。
登ることは叶いそうにない高さだが、日の光があるというだけで視界も広がり気分は明るくなった。
「ねぇっ、アーシェ! ここにキノコあるけど幻のキノコかな?」
「どれっ!?」
いよいよ幻の食材とご対面できるのかと、ノアのしゃがむ場所へ一歩踏み出した時だった。
ふと、不自然に影が差して、アーシェリアスはもう一度空を仰いだのだが、ビー玉のような紫色の瞳が零れんばかりに丸くなる。
「ここだけやけに広いのね」
籠を端に置いて、ゆっくりと歩きながら周りを見渡す。
ここに至るまでの道も狭くはなかったが、最深部は殊更広い。
天井も高く、何より松明が必要ないほど明るかった。
その理由は、崩れた天井から陽が差し込んでいるからだ。
見上げると青い空が見える。
登ることは叶いそうにない高さだが、日の光があるというだけで視界も広がり気分は明るくなった。
「ねぇっ、アーシェ! ここにキノコあるけど幻のキノコかな?」
「どれっ!?」
いよいよ幻の食材とご対面できるのかと、ノアのしゃがむ場所へ一歩踏み出した時だった。
ふと、不自然に影が差して、アーシェリアスはもう一度空を仰いだのだが、ビー玉のような紫色の瞳が零れんばかりに丸くなる。



