ーーー。。。
2人になってしまった。何を話すわけでもなくお互い無言のまま。
もう人と関わりたくないのになぜかここを動けない。
人と関わってもいいことなんてないのに。
そこに、
『おい。お前なんであんなとこにいた?自殺願望でもあんのか?』
突然かけられた声にびっくりして肩が上がってしまった。
「……。。」
『おい。きいてんのか?』
「…放っておいてください。私は自分の意思であそこにいたんです。死ぬつもりで赤信号に飛び出したんです。お願いですから私に関わらないでください。」
その時ガチャっと扉が開いてハルキさんが戻ってきた…
『コーヒーとココアどっちがいい?』と聞くハルキさんの手には2つのカップが握られていて、ニコッと笑うハルキさんは王子様みたいだった。
私は。
「あの。私帰ります。」と言って立ち上がると
『あ、送ってくよ!家どこ?』と聞かれた。
教えるわけにはいかない。てかあの家には帰れない。帰りたくもない。そう思い、
「大丈夫です。1人で帰れますから。」
そんな私の答えに少し顔を悲しげにしたハルキさんは
『こんな夜遅い時間に1人で女の子を外に出すわけにはいかないよ。』と行った。
送ってもらうわけにはいかない。帰るとこなんてわたしには。。。
そこに横から
『おい。お前楓の生徒だよな?あそこは隣町から通う奴はいねぇはずだ。隣町までなんで来た?』
「え?」
隣町なんだ。ここ。
何も言えない。そりゃそうだ。学校は電車通学が禁止されていてみんな徒歩で通っているんだから。
かと言って理由を説明する気にもなれない。
『おい。』
「放っておいてください。あなたたちには関係ないことですから。」
『チッ…。お前傷隠すならもっとうまく隠せよ。』
え?びっくりして男を見れば男の目はわたしの手首に向いていた。
あ。こないだお母さんにされたとこだ。慌てて手を隠せば、
『お前マジで死にてぇのかよ。親が産んで愛してくれた体だろうが。何があったかしらねぇけどもっと大事にしろよ。』
『おい。リョウガ…』ハルキさんが少し気まずそうに言った。
「放っておいてって言ってるでしょ!!」
2人が目を見開いた。
でも止まらなかった。何も知らないくせにそんなことばっか言ってくるリョウガと呼ばれた男がムカついた。
「愛とか意味わかんない。愛って?なにそれバカバカしい。てかくだらない。なにも知らないくせに綺麗事ばっか並べないでよ!わたしの意思でやったって言ってるでしょ!?いいじゃん!わたしを必要としてる人なんかいないんだから!わたしだって死にたくてやったわけじゃない!そうするしかなかったの!わたしの居場所なんか最初から存在しないんだから!唯一の血の繋がった母にすら必要とされないんだから…この傷だって母がつけたもの。頭だって母が投げたやつでできたの!…
ね?わかったでしょ?わたしなんて……もう放っておいてよ。」
涙が出た。止まらなかった。止めるすべも知らない。なんで泣いてるんだろう。わかってたことなのに。
『…悪かった。』
え?なんで?謝るの?わたしの勝手な八つ当たりなのに…
2人になってしまった。何を話すわけでもなくお互い無言のまま。
もう人と関わりたくないのになぜかここを動けない。
人と関わってもいいことなんてないのに。
そこに、
『おい。お前なんであんなとこにいた?自殺願望でもあんのか?』
突然かけられた声にびっくりして肩が上がってしまった。
「……。。」
『おい。きいてんのか?』
「…放っておいてください。私は自分の意思であそこにいたんです。死ぬつもりで赤信号に飛び出したんです。お願いですから私に関わらないでください。」
その時ガチャっと扉が開いてハルキさんが戻ってきた…
『コーヒーとココアどっちがいい?』と聞くハルキさんの手には2つのカップが握られていて、ニコッと笑うハルキさんは王子様みたいだった。
私は。
「あの。私帰ります。」と言って立ち上がると
『あ、送ってくよ!家どこ?』と聞かれた。
教えるわけにはいかない。てかあの家には帰れない。帰りたくもない。そう思い、
「大丈夫です。1人で帰れますから。」
そんな私の答えに少し顔を悲しげにしたハルキさんは
『こんな夜遅い時間に1人で女の子を外に出すわけにはいかないよ。』と行った。
送ってもらうわけにはいかない。帰るとこなんてわたしには。。。
そこに横から
『おい。お前楓の生徒だよな?あそこは隣町から通う奴はいねぇはずだ。隣町までなんで来た?』
「え?」
隣町なんだ。ここ。
何も言えない。そりゃそうだ。学校は電車通学が禁止されていてみんな徒歩で通っているんだから。
かと言って理由を説明する気にもなれない。
『おい。』
「放っておいてください。あなたたちには関係ないことですから。」
『チッ…。お前傷隠すならもっとうまく隠せよ。』
え?びっくりして男を見れば男の目はわたしの手首に向いていた。
あ。こないだお母さんにされたとこだ。慌てて手を隠せば、
『お前マジで死にてぇのかよ。親が産んで愛してくれた体だろうが。何があったかしらねぇけどもっと大事にしろよ。』
『おい。リョウガ…』ハルキさんが少し気まずそうに言った。
「放っておいてって言ってるでしょ!!」
2人が目を見開いた。
でも止まらなかった。何も知らないくせにそんなことばっか言ってくるリョウガと呼ばれた男がムカついた。
「愛とか意味わかんない。愛って?なにそれバカバカしい。てかくだらない。なにも知らないくせに綺麗事ばっか並べないでよ!わたしの意思でやったって言ってるでしょ!?いいじゃん!わたしを必要としてる人なんかいないんだから!わたしだって死にたくてやったわけじゃない!そうするしかなかったの!わたしの居場所なんか最初から存在しないんだから!唯一の血の繋がった母にすら必要とされないんだから…この傷だって母がつけたもの。頭だって母が投げたやつでできたの!…
ね?わかったでしょ?わたしなんて……もう放っておいてよ。」
涙が出た。止まらなかった。止めるすべも知らない。なんで泣いてるんだろう。わかってたことなのに。
『…悪かった。』
え?なんで?謝るの?わたしの勝手な八つ当たりなのに…
