そうすればみんな幸せになれると思うよ。自分の事好きになんなきゃ人なんて好きになれないし、ついても来ないよ!けど、うぬぼれとは違うの!オカマの私が言うのもなんなんだけどさぁ、(笑)でも私は自分に自信あるし、自分の事好きだよ!周りの人達には沢山迷惑かけたけど・・・だから私、私に幸せをくれた人達は絶対忘れない。友達、先輩や後輩や・・・後、親には。幸せになってもらいたいの・・・こんな私だって今だに悩んだりするよ!そんな時は周りの仲間に甘えればいいのよ!もう何も言わない!後はあんたが考えな!それに今悩んでる事なんって時が過ぎたらいい思い出よ!マルちゃんなら大きな人間になれるから!」そういい終えたとおるさんの目には涙が溜まっていた。心にグッと熱いものがこみあげてきた。俺はオカマにはなりたくないが、とおるさんみたいな熱い人間になりたいと思った。そして、強く頷いた。「なんだか、湿っぽくなっちゃたわね!ビールでも飲もうか!」「はい!」