とおるさんはこの辺では珍しい茶色い結構いいマンションの二階に住んでいた。「さぁ!あがっていいわよ!ちょっと汚いかもしれないけど、気にしないでね!パンツとか転がってるけど、もってかえっちゃだめよ!」「あ・はい。おじゃまします。」部屋の中に入るとすごい広いリビングに真っ赤なソファーとプラズマのデカイテレビが置いてある。そしてなんともいえないお香のいい匂い。やっぱりなんの仕事をしているのか気になる。「コーヒーでいい?それとも、ビール飲む?」「いや、コーヒーでいいです。すいません。」しかし、本当に部屋を見渡すと高そうで派手なものばかり目に付く。「んで、どうしたの?・・・なに!そんなにキョロキョロしちゃって?」「いや、前から気になっていたんですけど、とおるさんって何の仕事やってるのかなぁーって?なんか高そうなものばかりあるから・・・」おもむろに転がっていたDVDを手に取ると、「シービスッケト」と汚い字で書いてあった