ーーー小学2年生


「奏多!!
悠愛ね、奏多の事大好き♪」


「悠愛俺も好きだぞ!!」



幼なじみだった私と奏多は
小さいときからこんなことを
言い合える仲だった。



もちろん小学生なりに
奏多のことを本当に大好きだった。



でもでも…


ーー小学6年生

「奏多?私のこと好き?」

「……」


いやなぜ無言?!

ってほどシカトされ始めた。


カッコ良くて運動もできて勉強も完璧


そんな奏多を他の女子たちが
ほおっておくはずもなく…


「奏多くん私と付き合ってくれる?」

「それはごめんだけど無理かな…」


ほとんどの女子が奏多に告白する
ブームが訪れた。