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「奈都、移動だよ」
佳菜に声をかけられ
「あ、了解！準備するからちょっと待ってて」
と、返事をしてから、ささっと準備をして移動する。
席に着いて
授業受けながら日誌も書いちゃえ。
なんてちょっとずるい考えでノートの横に日誌を置く。
すると、机の隅に書いてある文字が目に入った
【挨拶できた！ちょっと素っ気ない感じだったかもしれない･･･嫌われてないよな？】
あ、色々あって忘れてた。
1時間目に書いたのかな？
そういえば、誰が書いてるんだろう。この教室は1年生全クラス使ってるからなぁ･･･
口調からして男の子なのかな･･･？
色々考えた結果机につぶやきを書いているから机くんと勝手に呼ぶことにした。
机くんが返事をくれて嬉しい気持ちで
その横に
【凄いね！一歩前進だ！次は挨拶も継続しつつ、話しかけるチャンスを探してみたらどうかな？
P.Sあなたのことは机くんと呼ぶことにしました】
と、書いた。
