─────昼休み
「奈都〜。何ニヤけてんの?」
「え!?・・・・・・・私、ニヤけてた?」
嘘でしょ。真顔のつもりだったんだけど・・・。
「無意識にニヤけてるなんて変態なんだな〜w」
なんで、支倉まで入ってくるんだよ・・・
「ウルサイ、ハセクラハダマッテテ。」
「動揺してんのバレバレだしな」
「・・・・・・」
言い返せないからその言葉を無視する。
ニヤけてる理由に心当たりはある。絶対机くんとのことだ。
佳菜に言った方がいいのかな〜。
一人で悩むのも嫌だし、この楽しみを誰かと共有したい。
そんな気持ちで佳菜にニヤけてた理由を打ち明けると
「へぇ!いいじゃん!奈都はそーゆーの好きじゃない。にしても、誰か気になるわね。その机くんって人」
私もそれは思った。でも、無理に聞きたくはないし、それで相談されなくなるのは嫌だと思ってしまったんだ。
「だよね。でも、言いずらいだろうし聞くだけでも楽しいからいいかなって」
「奈都がいいなら、いんだけどね」
「うん・・。」