「間に合った!?」

クラスの時計を見るとただ今の時刻。8時29分。ホームルームは45分からなので余裕だった。

「だーから間に合うって言っただろ」

後ろで咲夜の声がする。

「あ!みったん(´;ω;`)ごめんね昨日寝落ちしちゃってて。。。」

私はみったんのところに駆け寄った。

「おい俺を無視すんなよ。。って。。お前ら邪魔なんだけど、」

案の定咲夜の周りにはクラスの女子たちが集まっていた(私とみったん以外)

「咲夜くん!今日は学校来たんだぁ♡」

「ずっと待ってたのに\\」

「藤堂さんと一緒に登校してたよね。?いいなぁ。今度私もバイクの後ろ乗せてほしいなぁ?」

私も!とたくさんの女子が次々と手を挙げている。勘違いするなよお前ら。私は遅刻しそうになったから「「しかたなく」」咲夜のバイクに乗せてもらっただけだからな。

「久しぶりの学校なのに大変そうだねぇ咲夜くん」

みったんはのんきそーに言っている。

「みったんはあの女子の中入んなくていーのぉ?」

「冗談よしてよwイケメンは観賞用で十分だし。」

笑いながらそう言った。

「そういえば鞠理。ポメたん先生の新作読んだ、、?」

来た腐女子モード。

「見たよぉぐふっ。あんなの、、ねぇ?あれはもう幼馴染優勝だよ」

「それなwあのさ。番外編に出てきた聡明(そうめい)くんいたじゃん?」

ぽめたん先生の新作の後ろのほうについてきた番外編のやつだな。

「いたねぇ。。あの下克上の受けのほうでしょ?」

説明しよう。下克上とは。目上の人を年下などが攻めることである。
例えば部下×上司  後輩×先輩などなど。ちなみに×の左が攻めであり右が受けである。なのでA×Bの場合はAが攻め、Bが受けとなる。ちょくちょくBL知識を挟んでいくがお構いなく。

「あれさぁ。咲夜くんに。似てない?」

「ええええええええええええええええええええええええええええええええ」

大声を出してしまった。みんな私を見ている。唯一咲夜の取り巻きだけは私のほうを見ていない。

「ちょ、みったんそれはない。あれはどう考えても犬系かまってちゃん男子だよ!?」

「そうかなぁ。。?」

「ない。咲夜が受けはない」

「何攻めなら言いわけ?」

「うん」

「即答すんな変態が」

「みったんだって同じようなもんじゃん!!」

「私は幼馴染をBLとしてみているお前を変態と言っているんだ」

「生ものはおいしいよぉ?咲夜とクラスの男子がいちゃついてるにみるともう。。。」

説明しよう。生ものとは。3次元のBLである。BLコミックなどではなくリアルの同級生などで勝手にカップルを脳内で作りいちゃいちゃさせるのである。

「うんマジでお前キモイ」

「ひどいよみったん(´;ω;`)」

その瞬快。ホームルームのチャイムが鳴った。

教室のドアが開き先生が入ってきた。

「はい、ホームルーム始めるわよ。」

今日も平和な1日が過ごせますように。