もちろん受かれないほど馬鹿だった
わけじゃない。

親への遠回しな反抗でもあった
私はあなた達のいいなりになんてならない。

コンコン
「お嬢様?大丈夫ですか?」

また来た。私が普段より10秒遅いから
やはりこの家では1秒の狂いも許されない

『ごめん。今行く』

それだけ伝えるとスクールバックに
必要な物を全て入れ机に
置いてから下に降りた