どこからか声が聞こえる。

振り返ると、何者かがそこにいるようだった。あまりの眩しさに姿が認識できなかった。恐る恐る私は声をかけた。

「あの、どなたですか?」

「私はこの世界を守るためにおる神じゃ。」

「えっ、あの噂の神様ですか?」

「そうじゃ。主にもう一度チャンスをやろうと思ってな。」

「チャンス?」

「その代わり、主の最も大切なものを頂く。」

「えっ、待ってください。わからないことだらけで状況が読み込めてません。」

「まぁ、詳しいことは、目覚めたら分かるであろう。頑張りたまえ。」

すると姿は消え、私は再び意識を失った。