たとえ、届かなくても

「会いに来てくれてありがとう。私…私ね…。いつか、悟にもう二度と会えなくなるんじゃないかって、怖かった。それだけはどうしても嫌だった。1番になれなくてもいい。悟が笑顔で過ごしてるならそれでいい。何があっても、私はずっと悟のことが大好きな気持ちは変わらない」

「やけに素直だな」

「生まれ変わったからね。思い切って、自分の気持ちを言う勇気を手に入れたみたい。これ、夢の続きじゃないよね?」

「現実世界だよ。ほっぺた抓ってあげようか?」

「絶対痛そうだからいい。なんか、生きてるって感じがする。すごく、幸せ。悟がとなりにいてくれてるからかな?」

「そうかもな。あっ、これやる」

そう言って、カフェオレをくれた。

「ありがとう。でも、4本もいらない」

「優里なら余裕だろ」