たとえ、届かなくても

どれほどの時間が経ったのだろうか。

私は、再び目を覚ました。

私は病室のベットにいた。

「おはよう、優里」

「悟!!」

思わず、あまりの嬉しさで抱きついた。誰かに触れたいと思ったのは悟が初めてだった。

ずっと、ぎゅーってしてたくなるほど、悟のことが愛おしくてたまらなかった。