時計の針を左に回したら。

私の学校では一年の二学期から選択科目がある。
 
私は前々から書道を選んでいた。一応小学校の頃、書道を習っていたし。

音楽をやりたいユッキを無理に誘って、書道を選択していた。

でもかけるが音楽を選択して、

音楽ならかけるのクラスと一緒にやれると聞いて、

私は音楽に決めた。

と言っても科目の選択は一学期の内に終わっていて、

普通は変更出来ない。

でも人数の調整とかで、変更が可能になった。

私はユッキを誘った。

「だってみかっち、書道やりたいって。」

「そうだけどやっぱり無理にユッキを誘っちゃったから。」

「別にいいけど、みかっちなんか企んでない?」

ユッキがジト目で私を見る。

「そんなわけないじゃん。ユッキの為だよ」

「怪しい」

「ほら、早く申し込みしなくちゃ」

こうして私はかけると週一回の選択授業だけど、一緒になれた。