偽のモテ期にご注意を


『これから琥珀に行って、飲み直そうかな』

「えぇ沢城さんもう帰るんですか?」

向かいで飲んでいた草尾が話しに割り込んでくる。

「折角の金曜日なんだから、もっと飲みましょうよ」

加勢を得て、三石も調子ついて腕をからめて甘えてくる。

そんな中、飲み会がお開きになり、二件目の話題が出てきた。

「ほら!二件目行きましょう!」

2人に半ば引きずられるように二件目に連れて行かれた。