偽のモテ期にご注意を


『プログラム以外でこんな気持ちになれるなんて驚いた。
昔の俺に教えてやりたい気分だ』

手を伸ばせばそれに答えてくれる相手が居る。

奇跡のような瞬間に心が震えた。

目が覚めると自分の腕の中に沢城がいる事にホッとする。

自分の所為で、失ってしまう所だった大事な人。

『早く指輪を買って・・・いえ、入籍して自分の者だと安心したい』

そっと沢城の髪を梳きながらそんな事を思ってしまう。

『あぁあ、一緒に仕事が出来たら最高に幸せだろうな
前野に相談したら何かいいアイデアが出ないかな・・あぁ早くその日が来ないかな』

腕の中の沢城の髪を梳きながら幸せな気持ちで一杯だった。