偽のモテ期にご注意を


寝室に入るが、ベッドは皺一つ無い状態だった。

『ベッドで眠ってないの?』

相当荒んだ生活をしている事が想像でき、表情が曇る。

『そう言えば、』

クローゼットを勝手に開けて中からブランケットを取り出し、再度ベッドを見る。

『私に帰って欲しくないからって、ここに私の鞄を置いてたのよね』

その時の事を思い出して苦笑したが、その後の事を思い出して体が熱くなった。

慌てて頭を振って気持ちを切り替えて、寝室を出る。

『何やってるのよ』

恥ずかしさに身悶えながらリビングに戻ると、先程と変わらない姿勢で置鮎がソファーで眠っていた。