そんな妹が自分の為に、道を外れようとしている事に胸が痛む。 「少しくらい寄り道したって、私の経歴に傷なんて付かないわ。だから結論は退院までにしてね」 余裕の笑みを見せられるが、申し訳なさで一杯になった。 『私、恵まで巻き込んで何やってるんだろう』 布団を被って考える。 会社にも迷惑をかけ、恵にまで迷惑をかけて今の現状から動けずに蹲っている。 思いを伝える勇気も無ければ、置鮎とすっぱり縁を切る事も出来ない、宙ぶらりんの状態だ。 体も心もボロボロでも、時間は過ぎていく。