「今、何処に居るんだ?」 何時もと違った沢城の声に松本が慌てだす。 「わか・・ら・・ない」 「なんか目に入ってくる建物の名前を片っ端から言え!」 ぽつり、ぽつりと見えた物を口にする沢城と、電話の繋がりを終わらせないように、話しかけながら帰り支度をして、慌てて会社を後にする。 とても嫌な予感がして、はやる気持ちを抑えながら、沢城の居場所に向う。